こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在4社経験している、12年目エンジニアです。
この記事では、 Javaで大文字小文字を問わず文字列の比較ができるString.equalsIgnoreCaseメソッドについて
- String.equalsIgnoreCaseメソッドとは
- String.equalsIgnoreCaseメソッドを使うときの注意点
- String.equalsIgnoreCaseメソッドを使ったサンプルプログラム
と、丁寧に解説していきます。
前提条件:実行環境について
実行環境は以下の通りです。
OS | Windows10 |
---|---|
IntelliJ IDEAのエディション | Community(無料版) |
IntelliJ IDEAのバージョン | 2021.3.2 |
プロジェクト | Javaプロジェクト |
SDK | Oracle OpenJDK version17.0.2 |
Javaを動かすためにIntelliJ IDEAを使っています。
IntelliJ IDEAのインストールは、下の記事をご参考ください。
String.equalsIgnoreCaseメソッドとは
String.equalsIgnoreCaseメソッドとは、呼び出した文字列と引数で指定した文字列が大文字小文字問わず一致するかを判定して結果をbooleanで返すメソッドです。
一致する場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。
使い方サンプルは以下になります。
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String sample1 = "sample"; String sample2 = "SamplE"; boolean result = sample1.equalsIgnoreCase(sample2); |
変数resultに
1 |
true |
が返されます。
String.equalsIgnoreCaseメソッドを使うときの注意点
String.equalsIgnoreCaseメソッドを使うときの注意点として、呼び出した文字列にnullは指定できない、があります。
たとえば
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String sample1 = null; String sample2 = "SamplE"; boolean result = sample1.equalsIgnoreCase(sample2); |
とnullの文字列でString.equalsIgnoreCaseメソッドを実行すると
1 |
Exception in thread "main" java.lang.NullPointerException |
という例外が発生します。
では、次の章で実際に使ってみます。
String.equalsIgnoreCaseメソッドを解説するプログラムの概要
String.equalsIgnoreCaseメソッドを解説するプログラムでは、
- 大文字小文字も一致している場合
- 文字列は一致して大文字小文字は一不一致である場合
- 文字列が不一致である場合
の3パターンでString.equalsIgnoreCaseメソッドを実行して結果を表示し確認します。
解説で使うJavaプログラムは、Sampleプロジェクトのsampleパッケージ内にある、とします。
Javaサンプルプログラム
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package sample; public class Sample { public static void main(String[] args) { System.out.println("■String.equalsIgnoreCaseメソッドサンプル"); System.out.println("・大文字小文字も一致している場合"); String hello1 = "Hello"; String hello2 = "Hello"; if (hello1.equalsIgnoreCase(hello2)) { System.out.println(hello1 + "と" + hello2 + "は一致します(大文字小文字問わず)"); } else { System.out.println(hello1 + "と" + hello2 + "は不一致です"); } System.out.println("・文字列は一致して大文字小文字は一不一致である場合"); String world1 = "world"; String world2 = "WORLD"; if (world1.equalsIgnoreCase(world2)) { System.out.println(world1 + "と" + world2 + "は一致します(大文字小文字問わず)"); } else { System.out.println(world1 + "と" + world2 + "は不一致です"); } System.out.println("・文字列が不一致である場合"); String abc = "abc"; String xyz = "xyz"; if (abc.equalsIgnoreCase(xyz)) { System.out.println(abc + "と" + xyz + "は一致します(大文字小文字問わず)"); } else { System.out.println(abc + "と" + xyz + "は不一致です"); } } } |
実行結果
Javaプログラムを実行します。
実行のやり方は
- プログラムを右クリックして実行
- 実行タブから実行
- ガターから実行
の3種類あるので、いずれかで実行します。
詳しい解説は以下の記事をご参考ください。
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■String.equalsIgnoreCaseメソッドサンプル ・大文字小文字も一致している場合 HelloとHelloは一致します(大文字小文字問わず) ・文字列は一致して大文字小文字は一不一致である場合 worldとWORLDは一致します(大文字小文字問わず) ・文字列が不一致である場合 abcとxyzは不一致です |
大文字小文字問わず文字列の比較ができていることが確認できました。
まとめ:String.equalsIgnoreCaseメソッドを使ってみよう!
以上がJavaのString.equalsIgnoreCaseメソッドについての解説でした!
あなたのご参考になったのなら、とても嬉しいです(*´▽`*)
ではでは~(・ω・)ノシ
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