【Java】拡張for文を解説します

こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在4社経験している、10年目エンジニアです。

この記事では、 Javaで拡張for文について

拡張for文とは
拡張for文を使ったサンプルプログラム

と、丁寧に解説していきます。

前提条件：実行環境について
拡張for文とは
拡張for文を解説するプログラムの概要
Javaサンプルプログラム
実行結果
まとめ：拡張for文を使ってみよう！

前提条件：実行環境について

実行環境は以下の通りです。

OS	Windows10
IntelliJ IDEAのエディション	Community(無料版)
IntelliJ IDEAのバージョン	2021.3.2
プロジェクト	Javaプロジェクト
SDK	Oracle OpenJDK version17.0.2

Javaを動かすためにIntelliJ IDEAを使っています。
IntelliJ IDEAのインストールは、下の記事をご参考ください。

【IntelliJ IDEA】インストールするやり方を解説します（Windows向け）

拡張for文とは

拡張for文とは、名前の通りfor文を拡張したものです。

配列
コレクション（ArrayListなど）

の要素を順番に1つずつ取り出して処理を行います。
繰り返し処理は、要素数分行われます。

for文については、こちらの記事をご参考ください。

【Java】繰り返し処理ができるfor文を解説します

サンプルを以下に書きます。

int[] numbers = {1, 2, 3};
for (int number : numbers) {
        // 実行したい処理
}

int[] numbers = {1, 2, 3};

for (int number : numbers) {

// 実行したい処理

}

拡張for文内の意味は以下になります。

for(型 変数名 : 配列orコレクション) {
        // 実行したい処理
}

for(型変数名 : 配列orコレクション) {

// 実行したい処理

}

型
変数名
配列orコレクション

のそれぞれを解説していきます。

【型】とは、配列orコレクションの型を指定します。
先のサンプルでは、int型の配列に対して拡張for文で処理を行うため「int」を指定しています。

【変数名】とは、配列orコレクションから取り出した要素を格納して拡張for文内で扱うために宣言するものです。

int[] numbers = {1, 2, 3};
for (int number : numbers) {
        // 実行したい処理
}

int[] numbers = {1, 2, 3};

for (int number : numbers) {

// 実行したい処理

}

のnumberには

繰り返し1回目	1
繰り返し2回目	2
繰り返し3回目	3

という順番で値が格納されます。

【配列orコレクション】には、拡張for文で処理したい配列orコレクションを設定します。

上記の解説をまとめるとサンプルの

int[] numbers = {1, 2, 3};
for (int number : numbers) {
        // 実行したい処理
}

int[] numbers = {1, 2, 3};

for (int number : numbers) {

// 実行したい処理

}

は、以下の流れで処理が行われます。

変数numberに1が設定される。
numberを使い、for文内の処理が行われる。
変数numberに2が設定される。
numberを使い、for文内の処理が行われる。
変数numberに3が設定される。
numberを使い、for文内の処理が行われる。
numbersにこれ以上の要素がないため、拡張for文の実行が終了される。

変数numberに1が設定される。

numberを使い、for文内の処理が行われる。

変数numberに2が設定される。

numberを使い、for文内の処理が行われる。

変数numberに3が設定される。

numberを使い、for文内の処理が行われる。

numbersにこれ以上の要素がないため、拡張for文の実行が終了される。

では、次の章で実際に使ってみます。

拡張for文を解説するプログラムの概要

拡張for文を解説するプログラムでは、String型の配列を拡張for文を使って要素を表示させて実行結果を確認します。

解説で使うJavaプログラムは、Sampleプロジェクトのsampleパッケージ内にある、とします。
Javaの拡張for文を解説

Javaサンプルプログラム

package sample;

public class Sample {
    public static void main(String[] args){
        String[] animals = {"ネコ", "イヌ", "ハムスター", "インコ"};

        System.out.println("----拡張for文実行開始----");

        for(String animal : animals) {
            System.out.println(animal);
        }

        System.out.println("----拡張for文実行終了----");
     }
}

package sample;

public class Sample {

public static void main(String[] args){

String[] animals = {"ネコ", "イヌ", "ハムスター", "インコ"};

System.out.println("----拡張for文実行開始----");

for(String animal : animals) {

System.out.println(animal);

}

System.out.println("----拡張for文実行終了----");

}

実行結果

Javaプログラムを実行します。
実行のやり方は

プログラムを右クリックして実行
実行タブから実行
ガターから実行

の3種類あるので、いずれかで実行します。
詳しい解説は以下の記事をご参考ください。

【IntelliJ IDEA】引数なしでJavaアプリケーションを実行するやり方を解説します

Javaの拡張for文を解説

----拡張for文実行開始----
ネコ
イヌ
ハムスター
インコ
----拡張for文実行終了----

----拡張for文実行開始----

ネコ

イヌ

ハムスター

インコ

----拡張for文実行終了----

指定した配列の要素数分は繰り返し処理がされていることが確認できました。

まとめ：拡張for文を使ってみよう！

以上がJavaの拡張for文についての解説でした！

あなたのご参考になったのなら、とても嬉しいです(*´▽｀*)
ではでは～(・ω・)ﾉｼ