こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在4社経験している、10年目エンジニアです。
この記事では、試験ではシステム構成系の問題でよく出題されるスループットについて
- ITパスポート
- 基本情報
- 応用情報
に合格した私が、多くの画像を使って丁寧に解説します。
また、情報処理技術者試験で実際に出題された問題もまとめました。
スループットとは
スループットとは、一定時間のうちに処理できる量のことです。
スループットは、英語で書くと「throughput」と書きます。
スループットは、
- データ処理のスループット
- ネットワーク伝送速度のスループット
で、少し意味が違いますので、こちらも解説していきます。
データ処理のスループット
データ処理で使われるスループットは、コンピュータの単位時間あたりの処理能力を指します。
この意味で使うスループットは
- CPU
- OS
- メモリ
- ハードディスク
などなど、様々なものが影響しあうため、単純な指標はありません。
データ処理のスループットを計測するやり方は、分野や用途に応じて業界団体などが用意した試験用のソフトウェア(ベンチマークプログラム)を実行し、処理件数を計測して相対的な値として表すことが多いです。
スループットが高いから、このコンピュータは優秀!ということにはなりません。
データ処理のスループットは、あくまでそのコンピュータの性能を計測するための1つの指標にすぎないからです。
比較するときの判断材料の1つとして考えておくのが良いかと思います。
ネットワーク伝送速度のスループット
ネットワーク伝送速度のスループットは、単位時間あたりどれくらいデータを送受信できるのか、つまり通信速度を表します。
ネットワーク伝送速度のスループットには、下記のような単位があります。
単位 | 意味 | 備考 |
---|---|---|
bps | ビット毎秒 | – |
Bytes/s | バイト毎秒 | 8bpsが1Bytes/s |
Mbps | メガビット毎秒 | 100万bpsが1Mbps |
ネットワーク伝送速度のスループットは、高ければ高いほど良いです。
ここに
- Aコンピュータ:100bps
- Bコンピュータ:1Mbps
があった場合、スループットが良いのはもちろん
Bコンピュータです。
比較すると
- Aコンピュータ:100bps
- Bコンピュータ:1Mbps=100万bps
なので、Bコンピュータの圧勝です。
情報処理技術者試験で実際に出題されたスループット問題のまとめ
スループットについて解説しました。
この章では情報処理試験で、実際に出題された問題を試験ごとにまとめます。
ITパスポート
基本情報
応用情報
※応用情報技術者平成24年春期 午前問18は基本情報技術者 H20秋期 問33と同じであるため割愛
まとめ:スループットは処理能力
以上がスループットの解説です。
あなたの勉強に少しでもお役に立てれば幸いです。
ではでは~(・ω・)ノシ
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